今年に入ってから北朝鮮のミサイル発射が相次いでいます。
そもそもなぜ北朝鮮は日本に向けてミサイルを打ってくるのでしょうか?
今回は
・ミサイル発射の理由
・日本に落ちたらどうなるのか
・ミサイルの迎撃は可能なのか?
などの疑問について考察していきます。
世界と比較した北朝鮮とは?
まず北朝鮮の軍事力について見てみましょう。
世界の軍事力ランキングによると【1位アメリカ・2位ロシア・3位中国】とトップ3は大国が占めています。それに比べ北朝鮮は30位と上位の国に対して武器や戦闘機が古くて性能が低いです。
ちなみにこのランキング上の日本の順位は5位でかなり高めです。
ただ兵士の数は上位の国に負けないくらい多いです。
しかし、トータルの軍事力で見てみると上位の大国には到底及びません。
次に保有しているミサイルの種類についてです。
現在、北朝鮮では8種類のミサイルを保有していることがわかっています。
射程は短くて約400km。長くて約10000km届きます。この8種類のミサイルは遠くに飛ぶものほど大きくなっています。更に潜水艦や列車から発射させる技術も持っているので探知されにくく、命中率が上がるということになります。
この約10000kmは北朝鮮の位置から推測するとアメリカのロサンゼルスまで届くという計算ができます。危険なのは日本だけではないということになります。
ミサイル発射の理由
世界と北朝鮮の立ち位置を踏まえた上で北朝鮮がミサイルを発射する理由について考察します。
結論、1番の目的は軍事力の強化だと思われます。
なぜならミサイルや核を開発して軍事力を上げることが国を守る方法と信じているからです。
実は1950年から三年間続いた朝鮮戦争が国際法的にまだ正式に終結していない形になっています。そのため、いつアメリカと北朝鮮が戦争がおこったとしてもおかしくはない状況にあります。そんなアメリカの脅威に対抗するためにミサイルや核の開発を今でも進めています。
=軍事力を高めることで朝鮮半島は平和になるというのが北朝鮮のロジック
しかしこの行為は国際法に違反しています。
2016年に開かれた国連の安全保障理事会では、北朝鮮のミサイル発射を停止するよう求める決議がされました。だから北朝鮮はミサイル発射するたびに安保理の決議に違反しているということになります。
もし核ミサイルが日本に落ちたら?
今のところ北朝鮮が発射したミサイルは日本列島から離れた海に落下していますがもしこのミサイルに核が仕込まれているとして日本に直撃した場合どうなるのでしょうか?
まずミサイルが発射され、日本に直撃する可能性がある時に皆さんが持っているスマートフォンに警報アラートが流れます。核ミサイルはアラートが流れてから2~3分後に地上に落下すると推測されているので2~3分以内に地下に避難する必要があります。
そして核ミサイルが着弾すると爆心地から半径2kmの範囲に爆風・熱風が襲い掛かります。この衝撃が数秒続くため、頑丈なコンクリート製の建物以外はほぼ全壊し人間にも致命傷を与えます。
核が与える影響としては大規模な破壊や火災や電気系の機能障害が起こります。また、放射能が人体に多大な影響を及ぼします。過去の実例では爆心地から1km以内にいた人々の多くは致命的な影響を受け、数日のうちに亡くなっています。放射能は人体のDNAを破壊するため外傷がなかったとしても身体に以上が起こり数日後に死亡します。
ミサイルの迎撃は可能なのか?
核ミサイルを日本に着弾させないためにミサイル防衛システムがあります。
ミサイルの速度はマッハ10と言われており、一昔前はミサイルの迎撃確率は極めて低かったのです。しかし、日本の技術進化によりミサイルの迎撃システムは3種類ほどあると言われています。そして実験をしたところ15発中15発命中と命中率は100%だったそうです。
迎撃システムも3種類ほどあるので安心。と思われがちですが迎撃に成功したとしても先ほど説明した放射能が降り注ぐ可能性があるので完全に無事とは限らないのです。
日本は自国を守るために様々な対策がされていて全国各地にイージス艦(船からの迎撃)を7台、PAC-3(地上からの迎撃)を24台配置しており、自衛隊が24時間365日人工衛星やレーダーを駆使して日本を守っています。
これらのシステムを踏まえて個人的には核ミサイルが日本に直撃することはないのかなと思います。
考察してみて
この記事では普通の大学生が様々な情報を参考に考察してきました。
今のところ北朝鮮は日本にミサイルを直撃させるようにコントロールしていないので日本に着弾する可能性は低いと考えています。
しかしそのコントロールが誤ってしまったら日本に着弾してしまうのでいつでも避難できる準備をしておきましょう。
また、今の世の中何が起きるかわからない状況なので臨機応変に対応できる力をつけておきましょう。
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